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悪いニュース [時事]

金曜日、朝の冷え込みは冬本番です。

さて、今日の新聞にこんなニュースが載っていました

朝日新聞

読売新聞

毎日新聞

障害者虐待のニュースは後を絶ちません。現場にいるものとして暗澹たる思いがします。閉鎖棟とか、拘束衣とか、そういうものが現役で存在している業界にいるのだと改めて感じさせられます。

しかし同時に、われわれ障害者支援の現場にいるものは、これを他人事と思っていてはならないのです。我々は権利擁護の最前線にいると自負していますが、それはすなわち権利侵害の直近にいる、ということでもあります。 まあ、この事件については支援者としての資質うんぬん以前に人としてダメだと思いますが、少なくとも彼らは我々と地続きの場所に立っている(いた)のだ、と。そうきちんととらえて、自分たちのことを振り返る機会にしなければならないと思います。 

 


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コメント 4

siba

 我々は権利擁護の最前線にいると自負していますが、それはすなわち権利侵害の直近にいる、ということでもあります。 ・・・
 本当にその通りだと思います。

 難しい支援を担うの中で、確かにストレスを抱える職員は多いと思います。なので、リーダー的な人がその辺の気持ちを丁寧に汲んであげないと、職員は気持ちのやり場をなくしてしまうのかもしれませんね。
 千葉県社会福祉事業団の理事長は、今春まで畑違いの部門にいた天下りみたいなので、そういう法人の体質にも問題はあるのでしょうか。
by siba (2013-12-15 13:20) 

第2しもごう

sibaさん、コメントありがとうございます。
個人の資質や法人の体質にも問題はあるのかもしれませんが、そこに注目してしまうと他人事っぽくなってしまうのが危ういところです。
このニュースに接した業界人全員が、自分のところだって、自分だって一歩間違えれば加害者なのだという危機感を持つべきですよね。
結局のところ、人がひとりいて唯一無二の生を生きているっていうことにどれだけ敬意と驚きを抱けるかってなってくると、支援の方法論とか虐待防止のスキームでは解決できない気がしています。
by 第2しもごう (2013-12-16 13:06) 

siba

自分のところだって、自分だって一歩間違えれば加害者・・そういう危うさを自分達も抱えているんだという事ですね。

支援とはそれを受ける本人のニーズに基づいて行われる第三者による行為・・・
自分たちがやっているのは指導ではなく支援なので、この基本を忘れないようにしたいです。


実際の活動では、こちらも言いたいことは言うし、利用者さんもそれ以上に言ったりやったりして、そんなやりとりが楽しいとも思うのですが、「権利擁護」の意識はいつも忘れないようにしたいですね。

http://ameblo.jp/kashinoki-home

おかげさまで自分の振り返りにもなったし、考えも少し整理できたかな、と思います。
ありがとうございます。
by siba (2013-12-16 20:12) 

第2しもごう

sibaさん、コメントありがとうございます。
結局“この対策で虐待はOK”っていうような処方箋はなくて、スタッフの労働環境も自浄努力も外からの視線を積極的に入れることも、とにかくあれこれ重ねることで余白を狭めてゆくしかないのではないかと思います。

うちも言いたいこと言い合ってます。きょうもメンバーに“ふざけてないでちゃんとやってよね”って言われました。

そちらのブログも拝読いたしました。“雇用形態や勤続年数に関係なく利用者の前ではみな支援者として対等である”。ですね。

今後ともよろしくお願いいたします。
by 第2しもごう (2013-12-17 18:22) 

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