意思決定支援についての勉強会 [時事]
今週はずっと天気がイマイチです。
昨日は戸塚区自立支援協議会が主催する、障害者の権利条約と意思決定支援についての勉強会に行ってきました。講師は東洋英和女子大学教授の石渡和実さん。18時から20時まで2時間みっちり座学、眠くなったらどうしようと心配しましたが、中身も語りも熱く、あっという間の2時間でした。
ものすご~くまとめると、結局のところ支援という営み、特に意思決定支援は関係性のなかでしか成り立たないし、そのためには方法論とか標準化とかではなくどこまで個別のことにこだわれるかという志向性が大切である、というお話であったように思います。日々現場にいる身としては、勉強会というとどうしても即効性のある方法論や知識を求めてしまう傾向がありますが、今回の勉強会はそこからはちょっと離れたお話で、良い学びの機会でした。
質疑の時間に視覚障害の方が“権利条約には合理的な配慮を求める条項があるのに、この勉強会には資料の点訳がないのはどういうことか”と質問されました。ものすごくドキッとしました。きっと先生はもっとドキッとされたことでしょう。
区内の障がい福祉関係者を中心に、日中事業所、グループホーム、相談機関、社会福祉協議会などの関連職…さまざまな人たちが一堂に会して、区役所8階の会議室がほぼ満員だったので100名近く集まったでしょうか。区内の連携が進んできたことを実感すできたという点でも、素晴らしい場でした。
しかし、通常業務をなんとか切り上げて、バスや車や自転車に乗って、これだけの人たちが集まっているっていうのに、なんでエレベーターに乗るだけの区のケースワーカーとかは来ないのかね。
で、そんな場で講義が終わった後の四方山話。これがまた楽しいひとときですが、雑談のなかで“ずぶぬれになった職員Mの写真はないのか?”っていうお言葉をいただきました(こちらの記事をご参照ください)。
ありますよ。あります。本人の許可を得たうえで、特別大公開!
やるべきことをやり遂げた男の笑顔。いいでしょ。
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