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線を引くことの難しさについて [所長の部屋]

月曜日、猛暑です。こないだの土曜日に一泊旅行の下見で群馬に行きましたが、群馬は更に猛暑でした。

さて、仕事とはあんまり関係ない話題ですが、アフリカ・ジンバブエでアメリカ人の狩猟愛好家がライオンを殺したことをめぐって世界中から非難が集まっている、というニュースがありました。

娯楽のために生き物の命を奪うなど言語道断だと思います。そこは100%賛成します。そのうえで。

では、これがたとえばネズミだったら、こんなに話題になったでしょうか。ノーでしょう。

『娯楽のために命を奪う』という意味では釣りとかだっておんなじくくりに入るはずですが、松方弘樹さんののマグロが非難されたことはないように思います。更に解釈を広げれば、活け花なんかも娯楽のために命を絶っていると言えます。

じゃあ、一体どこらへんで線が引かれるのか。むずかしいところです。世界一有名な野生のライオンはダメで、鱒の掴み捕りはOKなのか。

 

 

線引きが難しいっていうことで言うと、いわゆるヘイトスピーチなんかも憲法に保障された言論の自由との兼ね合いで法規制が難しいんだとか。youtubeなんかにアップされてる動画を観たら明らかにアウトだと思うんですが、じゃあ『アベ辞めろ』もダメって言われたら、ちょっと待ってよって思うかも。

 

なんでこんなことにひっかかっているのか。『障害者』と『健常者』の線引きはどこなのか、それは誰が引いているのか、そんなことがなんとなくいつも頭にあるからでしょう。

国連の障害者権利条約のなかでは『区別は差別である』と明言されていますが、では“個別化”という発想をどう理解すべきなのか。

考えてみると唸ってしまうことはたくさんあります。 

 

 


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