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悪いニュース [時事]

金曜日、朝の冷え込みは冬本番です。

さて、今日の新聞にこんなニュースが載っていました

朝日新聞

読売新聞

毎日新聞

障害者虐待のニュースは後を絶ちません。現場にいるものとして暗澹たる思いがします。閉鎖棟とか、拘束衣とか、そういうものが現役で存在している業界にいるのだと改めて感じさせられます。

しかし同時に、われわれ障害者支援の現場にいるものは、これを他人事と思っていてはならないのです。我々は権利擁護の最前線にいると自負していますが、それはすなわち権利侵害の直近にいる、ということでもあります。 まあ、この事件については支援者としての資質うんぬん以前に人としてダメだと思いますが、少なくとも彼らは我々と地続きの場所に立っている(いた)のだ、と。そうきちんととらえて、自分たちのことを振り返る機会にしなければならないと思います。 

 


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計画相談について [時事]

そうこうしているうちに9月になりましたが、残暑が厳しいです。暑いのはもう飽きました。

などとぼやいているうちに

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明日からみんなのお楽しみ、一泊旅行です。今日の時点ですでにみんなのテンションが若干おかしなことになっています。サファリパークにフラダンスに宴会。盛り上がっていきたいと思います。明日は晴れます。明後日も晴れます。そう決めました、今。

 

 

先日、とある利用者のご家族からお電話でご相談がありました。“区のケースワーカーさんから連絡をもらって“計画相談を受けてください”って言われたんだけど、なんのことかしら” と。

計画相談=指定特定相談の概要について説明するとなが~くなってしまうので、なが~い説明はまたの機会に譲るとして、今回ご家族が不安に思ったのは

・そもそもなんの事だかわからない ・サービス利用について新たな計画作成や手続きが実施されることで、今まで使ってきたサービスが使えなくなってしまうのではないか

ということだったように思います。

すぐにケースワーカーさんにも連絡して、どういう説明をされたのかを確認しましたが、ケースワーカーさん自身も計画相談について当事者やご家族にどういうふうに説明したものか困っている感じでした。専門職であるケースワーカーが説明に困るようなことを、当事者やご家族がすとんと分かるわけはありませんね。

計画相談についての説明はなが~くなってしまうので省くとして、ひとつこれはいいな~と思うのはモニタリングという仕組みが組み込まれているということです。これまでの福祉制度は申請主義を貫いていて、窓口に行って申し込まなければサービスを使うことができませんでした(生活保護制度などではこのことを悪用して『窓口に来させない』『申請をさせない』という手口で受給率を下げている悪質な自治体があります)。これに対して、計画相談においては半年ごとにモニタリングという手続きがあって、サービス利用計画が果たしてうまいこといっているのかどうかの御用聞きを相談員がしてくれるわけです。これは画期的です。ケースワーカーさんにもそこのところをご家族に伝えてくれたら腑に落ちる部分があるんではないかと思い、そのことをお話ししました。

新しい制度が始まるときは混乱します。特に計画相談については推進する立場である市・局からして見通しを持てていない状況ですから、当面は混乱が続くと思われます。そういう時こそ、支援者たる我々としてはわかっていること・わかっていないこと含めきちんと当事者やご家族に説明できるだけの知識と情報を持っていなければならないと改めて思いました。

 

しかし、なんで事業所の職員がケースワーカーに対して市の事業について“当事者や家族にこういうふうに説明して”とお願いしなければならないんでしょうか。 別件でつい最近うちの利用者が入院時コミュニケーション事業というやつを使った際にもうちの職員が担当のケースワーカーに事業の概要や手続きについて説明してました。

逆でしょ!? それは逆でしょ!?

 


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そろそろなんとかしたいこと [時事]

 水曜日、最近は晴れたり曇ったり暖かかったり冷え込んだり。なんとなくメンバーのみんなも体調がいまひとつのようで、今週は休みが多いなぁ。

こんな報道がありました。

安否確認はこれまでも災害のたびに繰り返し提起されている課題です。南相馬では市役所の担当職員が障害者の名簿をクビ覚悟で外部の関係者に開示したとか。

こういう話はとっても入り組んでいて、一概にこうすればOKというやり方はないと思います。したがって、網をいくつもかけて穴を小さくしてゆくしかないと思います。安否確認を役所がやるの?事業所がやるの?地域がやるの?という選択ではなく、 重層的な取り組みで結果としてリスクを逓減してゆくしかないと思います。そして、“クビ覚悟の英断”のようなことにゆだねられるべきではないと思います。

このところ、国内外で大きな地震が続いています。災害を避けることはできないけれど、被害を減らすことはできるはず。これからも、いろいろ考えていきたいと思います。 


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そりゃあそうだよね [時事]

金曜日、明日はいよいよダンスの本番。今日も練習が盛り上がりました。

今日の新聞にこんな記事がありました。

成年後見制度:選挙権喪失は違憲 東京地裁判決

成年後見人が付くと選挙権を失う公職選挙法の規定は法の下の平等などを保障した憲法に反するとして、ダウン症で知的障害がある男性が国に選挙権があることの確認を求めた訴訟で、東京地裁はこの規定を憲法に違反すると判断し、訴えを認める判決を言い渡した。誠裁判長は「選挙権を制限するやむを得ない理由があるとは認められない」と述べた。

 判決は、在外邦人の投票を制限する公選法の規定を違憲とした最高裁大法廷判決(05年9月)を引用。今回問題となった規定が「公正を確保しつつ投票を認めることが事実上不能か著しく困難で、選挙権の制限がやむを得ない場合」に当たるかどうかを判断した。

 投票には「物事の道理を理解する能力が必要」としたが、「成年後見人を付ける際に審判で判断される財産の管理能力と、投票能力は明らかに異なる」と指摘。「成年後見人が付いても投票能力のある人は少なからずいる」とした。

 国側は「投票能力を個別審査する制度の創設は不可能で、成年後見制度を借用せざるを得ない」と主張したが、判決は「運用に困難が伴うからといって、一律に選挙権を奪うことが『やむを得ない』とはいえない」と批判した。

 さらに、障害者の自己決定を尊重し、通常の生活をする社会を作る「ノーマライゼーション」という成年後見制度の理念を重視。同様の理念に基づいて欧米で法改正が進んでいることに触れ「選挙権を奪うことは制度の趣旨に反し、国際的な潮流にも反する」と述べた。

『成年後見制度』というのは権利擁護という枠組みの制度なので、後見人を立てると選挙権を失うということはつまり権利を守るための制度を使うことで別の権利を失うという構造になっています。意味がわかりません。

“投票には物事の道理を理解する能力が必要”なんだそうですが、では耳触りのよい選挙向けの口約束やマスコミが作りだす雰囲気に流されまくっている昨今の有権者にはその能力そなわっているのでしょうか、などとツッコミのひとつも入れてみたくなります

日々メンバーと一緒にあれこれやっていると、みんなの人を見る目の確かさやシビアさを実感します。むしろみんなには一人2票ぐらいあってもいいんじゃないかと思います。


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障害福祉関係予算(案)説明会 [時事]

水曜日、今日も作業のかたわらダンスの練習に熱が入っています。みんなと一緒に踊り狂っています。AKBで。

昨日の午後、来年度の健康福祉局の予算案について横浜市の担当者が説明する集まりがあり、出席してきました。

来年度の予算に関しては大きな動きがひとつあります。『移動支援の再構築』と銘打たれています。基本的には対象を拡充しつつ上限を設ける/自己負担を求めるという方向のようです。

いろいろと疑問がありました。

たとえばガイドヘルプの利用時間の上限を30時間に圧縮するというもの。『ただし日常不可欠な外出で30時間を超える場合は特例を認める』という説明でした。しかし、移動の自由は誰にも等しく享受されるべきもので、運悪く/偶然にハンディキャップを負っているという理由でその自由を阻害さえるべきでないし、人が移動することについて第三者がそれを必要不可欠であるか否か判断するのは間違っています。そもそも人は狭い意味で必要不可欠と見做される営みだけで生きてゆけるわけではなくて、たとえば『食べる』という営みだって単にカロリー量と栄養素を満たすだけでなく生活のリズムであったりおいしいとか楽しいとか嬉しいとかいう喜びも含めた総体として人の生を支えている(べきである)わけです。外出だって同じように、役所だ銀行だ医者だスーパーだっていうばっかりじゃなくて、別に機種変更するつもりはないけど新しいスマートフォンを見に行くとか、ちょっと感じよさそうだからカフェに入ってみるとか、波があるかどうかわからないけどとりあえず海まで波チェックしに行くとか、そういうことも含めて生の営みとしての外出なわけです。それを誰かに必要だとか不要だとか言われる筋合いはないし、言われる筋合いのないことを運悪く/偶然にハンディキャップを負っているゆえに問われるのは筋違いです。

もうひとつ、これは今日の新聞にも載っていましたが(“福祉パスの有料化”についてのニュース)従来は無償で支給されていたバスと地下鉄のパスを来年の10月から有償(年額1200円)とすると。一方で従来は対象外だった軽度の障害者も支給の対象とすると。もともと年額3200円という案だったものを当事者の強い反対などから1800円としたものの市議会でまさかの継続審議(障害福祉分野の条例案が市議会で可決されなかったのは何十年ぶりとか)、最終的に1200円でなんとか通ったようです。記事によれば“負担を財源として何かをするわけではなく、使用していない人の交付辞退を促すことが目的”とのことです。1枚につき交通事業者に5万円払っているものの受給者の1割が使用していないという調査結果に基づく発想のようですが、使用していない人の交付辞退を促す→有償化というのは理屈が通りません。支給申請の手続きをそなえればいいだけの話ですから。そもそもこの移動支援の再構築を含む『将来にわたるあんしん施策』という一連の施策は、現金給付であった在宅障害者手当を廃止して、それを財源としてサービスの拡充を図るものだったはずで、その施策の中で従来無償だったものが有償になるっていうこと自体がおかしな話です。一割の人が使用していないという結果についても、“使わない”のか“使えない”のかについて精査が必要と思います。もちろん“自分で車を運転するからいらないよ”という人もいると思いますが、もしも使っていない理由がたとえば“介護者や支援者がいないから使いたいのに使えていない”ということであれば話は全く違います。単に使っている/いないという現状の二分法は、かえって必要な支援を見えにくくしてしまうことがあります(この部分、後日加筆しました)。

ちなみにこの現金給付からサービス拡充への転換を打ち出した時点で在宅障害者手当の総額は約18億円。これをサービスに振り向けるとうたった『あんしん施策』の来年度予算案(のなかの市費)は実質約14億円。 これってなんとなく詐欺っぽいような・・・

もちろん、あんしん施策自体には大切な取り組みもたくさん含まれていて、それはきちんと進めてほしいと思うし、いまモデル事業/先行事業として区やエリアを選んで展開されているものはすべて市域をあまねくカバーしてゆくべきと思います。個人的にもあんしん施策のなかの『福祉人材の確保』や『移動情報センターの運営』には担い手としてかかわっていますし、そのことには意味があると思っています。しかしこの予算の詐欺っぽさは・・・

あんしん施策の初年度の予算(のなかの市費)はたしか12億円で、そのことを指摘された市の担当者は“検討中の事業や試行中の事業が本格実施になれば必ず在宅障害者手当在宅障害者手当の額を超えるはず”と説明しました。 

その説明が現実となることを望みます。そうでないと、なんだかこっちが詐欺の片棒を担がされているようで・・・

 

社会福祉サービスというのは天賦不可侵の権利です。改めて言うのもナンですが。なんですが、どうも最近、施策を考える人たちはそれを恩寵ととらえているんではないかと思われる節があって(これは市のみならず国もです。というか国のほうがその思い込みは強いと感じます)、腹立たしく感じることがしばしばあります。

それはそれとして、今日もみんなで踊り狂うわけです。AKBで。 


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早くも [時事]

金曜日、新年最初の一週間が無事に終わりました。今週は全員集合が2回もあり、幸先のいいスタートです。

日増しに寒さが募る戸塚界隈ですが、作業所の裏の畑の隅には早くもこいつが顔を出しました。

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ふきのとう。そのうち春が来るよ、というメッセージを見つけて、なんとなく寒さも乗り切れそうな感じです。

今は葉を散らしている裏のケヤキも、すでに体の中では春の準備を始めているのでしょう。 

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今日は青空が特にきれいでした。 


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地震だ!! [時事]

水曜日、これはもう夏っていう感じの一日でした。陽射しに育てられ、キュウリがどんどんとれています。

素直に育ったやつ

 キュウリ・トマト収穫 2012-07-04 009.JPG

個性を貫き通したやつ

 キュウリ・トマト収穫 2012-07-04 008.JPG

組み合わせると、数字になったりして。

 キュウリ・トマト収穫 2012-07-04 007.JPG

(特に意味はありません) 

 

キュウリに続いてミニトマトも色づき始めました。

 キュウリ・トマト収穫 2012-07-04 002.JPG

 

 

昨日は健康相談というプログラムのためみんな活動ホームで過ごしました。

で、そんなときに地震がありました。震度3。

みんな、すかさずテーブルの下へ。その間に職員が人数の確認と避難路の確保。ほれぼれするぜ、と自画自賛したくなるぐらいに俊敏な動きでした。さらに、OKの合図があるまで机の下にとどまり続けるという難しいタスクもバッチリ。折に触れてちょっとした練習をしていること、それにメンバーの人数をきちんとその都度把握していること。日頃心がけていることが生きたと思います。今回は外に避難するまでのことはありませんでしたが、そうなったとしてもきっとバッチリ動けるのでは。

もちろん、ほんとに大きな災害があったとしたらもっと大変なことがいっぱいあるはず。家庭やグループホームとの連絡、状況によっては避難生活に入る準備。これからも、折に触れて練習をしていきたいと思います。 


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1年の終わり [時事]

水曜日、今日は今年最後の日。となれば、もちろん大掃除!

まずはみんなで気合を入れて。

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エアコンのフィルターや

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 外周り

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水周り

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普段手が回らないところも隅々までバッチリきれいにしました。 

 

クリーナーでピカピカに磨いた予定表に、さっそく来年の予定を表示。 

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今年はいろいろありました。いろいろあったことをどのくらい活かせていたのか、分かりませんが、これからもみんなが安心して楽しく、やりがいを持って自分らしく過ごせる場を目指してゆきたいと思います。 

一年間お世話になったみなさま、そしてこのブログをご愛読いただいているみなさま、どうぞ、よいお年をお迎えくださいませ。 

 


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季節の便り [時事]

火曜日、今日は午前中に作業をしてお昼はコンビニエンスストアへ、そして午後はフリー。まるで金曜日のようなプログラムです。明日は行事、あさってはお菓子増産のためみんなで活動ホームに合流、そしてあさっては祝日ということで、本来金曜日に組まれるプログラムが今日まで前倒しになりました。

昨日、ポストにクリスマスカードが届きました。エアメールで。

 DSCN3108.jpg

差出人は、大学生のときに第2しもごうに実習に来て、そのままボランティアとしてかかわり続けてくれたイケメン男子。いまはドイツで自分の目標に向かって努力の日々。たま~に帰国すると、忙しいスケジュールの合間を縫って必ず顔を出してくれます。

試験も残り後わずかの科目を残すのみとのこと。成功をお祈りします。 


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新聞記事 [時事]

週末の新聞に、『障害者施設で職員が暴行』という記事がありました。

まずは、あってはならないことだと思います。職員は利用者の安全と権利を守るために存在するのだから。


そのうえで、なんだかよくわからないな~と思うこと。

『女性が動かないように、腕と首の後ろを両手で押さえた』という情景描写、それに“女性が繰り返し同じことを言っているので後ろから押さえ込んだ”という当事者の説明。

この記述では、どうにもイメージがわきません。記者は『こういう場面で、こういうことが起こったんだな』っていう風にきちんと状況を頭で描いたうえでこの文章を書いたんでしょうか。なんとなく、判然としないことが多いので、ちょっとそれらについて。

もちろん暴力的な対応などあっていいはずはありません
以下はそのうえで、の話ですが・・・

身体的な拘束を図らざるを得ない場面っていうのも、障害福祉の現場にはあります。自傷行為が著しくて網膜はく離で失明の危機がある、とか。あるいは興奮状態で椅子かなんかを振り回している、とか。ダッシュしてガラスに体当たり、とか。他害とか。たぶんそういう状況に対応している職員の行為を言葉で表現すれば『押さえる』っていうことになるでしょう。そして、その場面だけを切り取れば暴行という記事にもなります。

無論、今回のこの記事がそういう風にできていると言っているわけではありませんが、“本当になにが起こったのか”が見えていない人が記事を書いているように感じられるだけに、なんとなくスッキリしません。

それから、利用者20人に職員3~4人というと、わりあい小規模な施設。たとえば、職員が利用者と1対1で丁寧にかかわるだけの人的な、あるいは設備的な環境が整っていたのでしょうか。別室があり、職員一人がその利用者につきっきりになってもそのほかのプログラムをスムーズに進められるだけの人員配置があったのかなかったのか。そこいらへんを抜きにして、その場の状況や行為だけを取り上げても再発防止は難しいのではないかという気がします。
ウェブ版は要約されているようで、実際の紙面では“障害者施設は閉鎖的になりやすい”、“過去の調査では暴行や虐待を受けた障害者がそれを周りに伝えられずにいるという事象が少なくない”などに記述もありました。市の担当者のコメントとして『当該施設には厳しく指導していくし、市内の施設全体にも注意を喚起する』とも。
我々としても、自らを厳しく戒めるべき指摘だと思います。風通し良く、当事者が主体的に主張できる場であること。
でも、そのために具体的にどうすればよいのか。なかなか難しいところです。うちでもいろいろトライしていますが、うまくいくことばっかりではありません。よそでもそれぞれの現場で工夫していますが。まだまだ障害者に対して排他的な空気を感じることの多い世の中で、孤立せず、外の目を入れることを自助努力のみによって実現するのは簡単ではありません。また、施設が(規模の程度に差はあれ)『集団』としての場である(あらざるを得ない)限り、個人の自由闊達さを万全に実現することも同様に簡単ではありません。
もちろんどちらも、努力を怠ってはならないし、現状を無批判に肯定する材料にしてはなりません。
ただ、すくなくとも市から施設の社会化や当事者主体を実現するための具体的な指針やヒントになるような指導をしていただいたことはないような気がします。指導というなら、このような問題が起こった時ばかりではなく、小規模で不安定な現場が安心できるような指導もしてほしいものです。ついでに言えば、補助金も先の述べたハード面の整備や充分な人的態勢に足る額ではないのが現状。
重ねがさね、この記事に取り上げられた件を正当化しようとしているわけではありません。あってはならないことだと思います。ただ、記事を読むだけだと『資質を欠いた職員が起こしたこと』ということで終わってしまいそうな気がします。もう少し、その背景に構造的な要因があるかもしれないぞ、という視点が必要ではないかな、と。
ちなみに、うちでは調子に乗ったスタッフをメンバーが制止することのほうが多いです・・・



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