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説明会に行って来たら [外出]

火曜日、昨日は台風クローズだったので今日が今週のキックオフ。

で、今日は以前このブログにも書いた第3期障害者プラン素案の説明会に行ってきました。

プランそのものにはまだまだ注文がいっぱいあるんですが、それについてはパブリックコメントでまとめてゆこうと思います。素案やその説明のなかで“当事者の意見を大切にして”とか『意思決定支援』とか、大切な考え方が示されていましたので、それを大切に貫いてほしいな、と思いました。 自戒をこめて言えば、支援者の声も家族の声も、当事者の声の代弁的な役割をはたしているとは限らないわけですから、いかにみんなの『われら自身の声』に真摯に耳を傾けることにこだわれるのかが市に問われています。そしてもちろん支援者にも。家族にも。

質疑応答の時間に第2しもごうのメンバーが挙手して質問しました。かならずしも本人が訴えたいことや聞きたいことがちゃんと伝わったという実感を得るには至らなかったように思えますが、とにもかくにも当事者が質問をし、施策担当者がその中身をわかろうと努力して答えたということにはとても大きな意味がありました。ふだんそのメンバーと接している自分には、ああ、こういうことを言いたいんだろうな、っていうことが(少なくとも壇上の係長よりは)なんとなくわかる気がしましたが、そこに介入して通訳的な役割を果たすよりも壇上の役所の方々が分かろうとして聞き返したりすることの方が大事だろうと思って黙ってました。

自分の知りたいことや伝えたいことを質問や意見という体裁にまとめて提示するというのは実は非常に難しいことです(も~、そんなこと聞いてんじゃないのに~、みたいなことってしょっちゅうありますよね)。特に知的なハンディキャップがある方々って意思形成や意思伝達は苦手なことが多いんではないかと思います。そう考えると、“当事者の意見を聞く”とか『意思決定支援』とかいうことを市の担当者の皆さんがどうやって実現しようとしているのかについて注意深く見守り、またそれを支援していかなければいけないと思います。

行政が施策案をまとめて提示する。それに対して当事者や利害関係者・識者などが意見や要望を伝える、あるいはパブリックコメントに参加する。政策が形成されるごくごくオーソドックスなプロセスですが、知的なハンディキャップのある当事者にとってはそのオーソドックスなプロセスに参画することは難しいわけです。その難しさにきちんと向き合わず、そのプロセスに参画できる人たちの声だけをもって市民の声を施策に反映しましたと言われてしまうと、そのプロセスに乗れない人たちは出口なしです。

そんなことをつらつら考えつつ、係長は意思決定支援ってどんな風に考えてるんだろうな~と思って質問してみましたが、あんまり的を得た回答は得られませんでした。

も~、そんなこと聞いてんじゃないのに~ 


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