チャンス [作業]
週の終わりの金曜日。そして今週初めての朝から晴れ。週初めに予定していた散歩に、やっと行けました。外に出るのはいいもんだ、としみじみ感じる午前中でした。
給食が届く時間に合わせて作業所に戻り、30分ほど作業をしました。最近新しく(正確には以前一度やったことがあるので“新しく”ではありませんが)始めた、3センチ×9センチほどのカードの、上側に開いている直径5ミリほどの穴に、幅5ミリほどのリボンを通して結ぶ、という仕事。カードには紅茶の淹れ方がイラストつきで書いてありますから、きっとどこかのカフェで飲み物に添えるのでしょう。ベージュのカードにブルーのサテンのリボンが鮮やかです。
この仕事は、本体の活動ホームでマドレーヌなどのお菓子を作るときに使ういろんなものを購入している資材屋さんからの依頼。もちろん、1枚あたりいくら、という形で工賃を頂きます。このような作業を私たちは“受注作業”と呼んでいて、今までにキッチン用換気扇カバーの包装、電気部品の組み立て、豆電球の袋詰め、低反発枕のカバー付けなど、あれこれやりました。受注作業はクリエイティブさという点では織りや紙漉きに及びませんが、『仕事』をしている、という実感があり、織りや紙漉きなどとはまた違ったやりがいがあります。
第2しもごうには個性に富んだバラエティー豊かなメンバーが集まっています。だから、いろんなことをやる機会がある、というのが大切。今回の作業はわりあい器用さが求められる仕事ですから、きっと得意な人、苦手な人がいると思います。得意な人にとっては才能を発揮する機会、苦手な人にとっては苦手なことにチャレンジする機会。そしてスタッフにとっては、使う道具や流れ作業の分担の仕方など、どんな風にしたらみんなが取り組みやすいかアイデアをひねる機会。いろんな意味で、チャンスです。
というわけで、来週あたりはこの仕事にウエイトを置くことになりそうです。いつもお世話になっている資材屋さんに“急ぎなんですけど、なんとかなりませんかね~”なんて言われちゃった日には。もちろん、やりますよ!
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