600ページ [所長の部屋]
金曜日、引き続き残暑が厳しいです。
秋のバザーシーズンに向けて、織り製品の製作にとりかかりました。
これはブックカバーになります。裁断したからには完成させないと。
福祉・医療・保健関係の情報が集約されているWAM NETというウェブサイトがあります。久々にのぞいたら、障がい者制度改革推進会議の新しい資料がアップされていました。これは目を通しておいたほうがいいぞ、と思って開いたら驚きの600ページ。ナナメ読みにもひと苦労。
いろいろと議論されていて、読み応え充分でした。『障がい』という言葉はひとつですが、求められる支援は実にさまざま。ふだん現場にいるだけに何事も自分のところのことをベースに考えてしまって、かえって視野が狭まってしまうということもあるな~と感じました。
これから先、障がい児者を取り巻く支援の仕組みがどうなってゆくのか。注意深く見守っていかないと。そして時には物申していかないと。なにより、もうちょっとわかりやすい仕組みになってほしいものです。“義務的経費の個別給付として介護給付と訓練等給付、それに裁量的経費の地域生活支援事業”っていわれても・・・。それで“ケアホームは介護給付、グループホームは訓練等給付”っていわれても・・・。“同じ移動支援でも行動援護は個別給付でガイドヘルパーは地域生活支援事業”っていわれても・・・。今回の資料の中でも触れられていますが、なんとなく介護保険の仕組みに無理くり合わせてる感じがします。介護か訓練かっていうのもずいぶん荒っぽい整理ですし。
この話は書き始めるととものすごく長くなってしまうので書きません。でも、とにかく一人ひとりにちょうどいい支援がゆきとどくこと、そして機能や行為の集合体ではなく、生きているひとりの人の日々の暮らしを支援するんだっていうことを大事にできる仕組みになってほしいと思います。
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