南相馬から帰ってきました [所長の部屋]
福島・南相馬から帰ってきました。被災地でギリギリの状況で事業を続ける障がい福祉事業所の応援、それに緊急避難時のための訪問調査。どちらも大変だけれど、やりながら自分がしていることの大切さをひしひしと感じることのできる仕事でした。
一週間は短い時間でした。けれど、きっと、現地に根を下ろすのでなければ一ヶ月でも一年でもあっという間なのだと思います。
現地はとっても大変な状況でした。特に現場で支援に当たるスタッフのみなさんの疲弊振りは目を覆うばかり。それでも矜持を胸に日々黙々と働く皆さんを間近で見て、ともに仕事をして。自分が同じ状況におかれたら(30人いたスタッフが4人に減り、4つあった事業所のうち3つが使えなくなったそうです)、果たしてここまでできるだろうか。いやいや、やるしかないよな。そんな自問自答を繰り返す日々でした。
応援に入った事業所のメンバーのみなさん、スタッフのみなさん。それに横浜からともに現地に向かった仲間、京都・兵庫・和歌山・鹿児島から現地に駆けつけてともに働いた仲間。たくさんの人と出会って、たくさんの刺激を受けました。たくさんの人の声が、ずっと耳に響いています。
ちなみに、わたくしが応援に入った事業所のメンバーのみなさんの間でも横浜の作業所への関心は高く、“どんな仕事をやってるの?”とか“何人ぐらい通ってるの?”とか、質問攻めでした。なかには“あんたホントに所長?”とか“もっとメンバーさんの給料アップしなよ”とか、耳の痛い意見もチラホラ。やはりど、こに行っても当事者のみなさんとの出会いは何よりも強く心に残ります。
行ってよかった。
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