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本分 [所長の部屋]

木曜日、明け方まで降っていた雨が上がり、一日良い天気でした。

先週後半以来、諸般の事情でわたくし作業所を留守にすることが多く、今日は久しぶりに一日みっちりメンバーのみんなと一緒に過ごしました。

そして実感しました。これが支援者としての本分なんだと。

まあ、考えてみるまでもなくあたりまえの話です。 あたりまえすぎて記事にもなりません。なんですが、そんなことを考えているうちにふと思い当ったことがあります。

この『当事者のかたわらにある』ことを本分/原点として、『支援者』であるスタッフの業務は多岐にわたります。内部での検討や会議、書類作成、外部での会議や意見交換、、他業種・近接領域の人たちとの会合、それに事務・雑務などなど。ひとつひとつ大切なことで、おろそかにできるようなことはひとつもありません。それだけに、やりがいを感じる一方でなかなかに大変だと感じることもあります。そして、そんな“なんか大変な感じ”がある中でそういう業務に取り組むとき、そのエネルギーやアイデアの源になるのはやはり現場で、みんなの近くで過ごす時間なわけです。

最近、同業の仲間と話す中で“市や国で障がい福祉の制度設計にかかわる人たちが、どうもピントがずれているような気がする” という話がしばしば出ます。ここ数年とみにその傾向が強いよね~。なんか違うんだよね~。と。

しかし、考えてみると、国にせよ地方にせよ、官僚、それも政策を練るレベルのポジションにいる人たちっていうのは、当事者と接する機会はほとんどないわけで(意見交換の機会を持つことはあるだろうけど、もっと日常レベルでの話)、そこに本分/原点を持たない人たちが支援の在り方を考え決めてゆく時に、それがピント外れになるのは、あたりまえと言えばあたりまえ。以前このブログで『数値化・定量化できないものを捨象する市の姿勢に危機感を感じる』と書いたことがありますが、むしろ、本文/原点としての現場を持っていなければ、数値化・定量化できるものをよりどころにするよりほかに指針を持ちようがないのだろうと。 

そんなことに思い当たったわけです。 

まあ、そんなことを小難しく書くまでもなく、要するに、これからもメンバーのみんなと共に過ごす時間をエネルギーとアイデアの源にもボチボチやっていこうということです。 

 

明日は障害福祉の未来を考える集い、横浜公園に作業所・活動ホーム・グループホームのなかまが大集合します。当事者のステージもあります。そして被災地応援オリジナルデザイン缶バッジの配布もあります。なんと、この缶バッジのデザイン公募にしもごう・第2しもごうから応募したデザインが2つも採用され、ステージ上でメンバー3人が表彰される予定です。

うしし。


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