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そりゃあそうだよね [時事]

金曜日、明日はいよいよダンスの本番。今日も練習が盛り上がりました。

今日の新聞にこんな記事がありました。

成年後見制度:選挙権喪失は違憲 東京地裁判決

成年後見人が付くと選挙権を失う公職選挙法の規定は法の下の平等などを保障した憲法に反するとして、ダウン症で知的障害がある男性が国に選挙権があることの確認を求めた訴訟で、東京地裁はこの規定を憲法に違反すると判断し、訴えを認める判決を言い渡した。誠裁判長は「選挙権を制限するやむを得ない理由があるとは認められない」と述べた。

 判決は、在外邦人の投票を制限する公選法の規定を違憲とした最高裁大法廷判決(05年9月)を引用。今回問題となった規定が「公正を確保しつつ投票を認めることが事実上不能か著しく困難で、選挙権の制限がやむを得ない場合」に当たるかどうかを判断した。

 投票には「物事の道理を理解する能力が必要」としたが、「成年後見人を付ける際に審判で判断される財産の管理能力と、投票能力は明らかに異なる」と指摘。「成年後見人が付いても投票能力のある人は少なからずいる」とした。

 国側は「投票能力を個別審査する制度の創設は不可能で、成年後見制度を借用せざるを得ない」と主張したが、判決は「運用に困難が伴うからといって、一律に選挙権を奪うことが『やむを得ない』とはいえない」と批判した。

 さらに、障害者の自己決定を尊重し、通常の生活をする社会を作る「ノーマライゼーション」という成年後見制度の理念を重視。同様の理念に基づいて欧米で法改正が進んでいることに触れ「選挙権を奪うことは制度の趣旨に反し、国際的な潮流にも反する」と述べた。

『成年後見制度』というのは権利擁護という枠組みの制度なので、後見人を立てると選挙権を失うということはつまり権利を守るための制度を使うことで別の権利を失うという構造になっています。意味がわかりません。

“投票には物事の道理を理解する能力が必要”なんだそうですが、では耳触りのよい選挙向けの口約束やマスコミが作りだす雰囲気に流されまくっている昨今の有権者にはその能力そなわっているのでしょうか、などとツッコミのひとつも入れてみたくなります

日々メンバーと一緒にあれこれやっていると、みんなの人を見る目の確かさやシビアさを実感します。むしろみんなには一人2票ぐらいあってもいいんじゃないかと思います。


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